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R5.11.27-R6.2.16→R6.4~ 次年度へ向けた種の植え方

お世話になっている町役場農林課 地域おこし協力隊の方から連絡をいただいたのは、確か去年の春過ぎのことでしたか。

「猪苗代町の手打ちそばの会の〇〇さんが、高校生と一緒に『猪苗代のそば』を盛り上げられるような活動をしてみたいそうなんですよ」

毎年11月のシーズンが来ると、「猪苗代新そば祭り」が開催され「猪苗代プレミアム新そば券」なるものが販売されます。そして町内には地域内外のそば通たちが足を運びます。
名が知れた蕎麦屋さんでは、長い列に並ばないと座席に座れないこともあります。

そんな盛り上がりを見せる「猪苗代の蕎麦」ではありますが、猪苗代高校生が学校の活動として蕎麦と触れ合う機会はなかなかありませんでした。
「地域を知ろう」と言いながら、地域が力を入れようとしている取り組みに目を向けないのもおかしな話ではあります。
うれしいお声かけをきっかけに、二つ返事で具体的な調整へと進んでいったことは言うまでもありません。

今回は、そんな「蕎麦」に関する次年度を見越した取り組み。
さらには2年次に設定されている「ゼミ制グループ別探究」に向けた事前説明会、通称「大人の話を聞く会」の様子についてです。

継続されてこそ「伝統」や「学校の色」は培われていくもの。
先を見据えて、丁寧に活動の種をまきます。

小さな学校の小さな取り組み。
どうぞごゆっくりご覧ください。

R5.11.27 ある秋の放課後のできごと


この日の放課後。
猪苗代町「手打ち蕎麦の会」から渡部さんが来校くださいました。

「蕎麦の里『猪苗代』」を掲げる町として、ぜひ地元の高校と関わりたいとのありがたいお言葉。
とは言え、とは言え。まずは大人たちで蕎麦打ちの様子を拝見することに。 容器から取り出した「そば粉」があれよあれよと形を変えて、繊細な糸のような形状に。

大人たちの視線が一点に集まります
これ以上ないくらいに細く。細く
蕎麦とは思えないような滑らかでしなやかな形状

とても簡単にはできそうにないなぁと思いながらも、「生徒たちにも必ず体験させたい」という欲求もわいてきます。
完成したお蕎麦はもちろん美味しく試食させていただきました。
ごちそうさまでございます。

透き通るようなお蕎麦。

R6.2.15 昇降口には見慣れない車が・・・・・・

軽トラックには木製の何か?
なんでしょうこれは??
今日も何やら始まりそうです。

荷台には隙間無くなにやら詰め込まれています。


R6.2.15 一年生蕎麦打ち体験


昨年11月以来の渡部さんの来校です。

この日は、一年生たちが蕎麦打ち体験を行いました。

前回、秋に来校いただいた際には、生徒の一部から「大人たちばかりズルい!」という声が出たとか出なかったとかの話もあり、念願叶っての生徒を交えたこの時間。

1年生たちが体験します
手順や方法をしっかり認知できるか。見て学びます。
さあ、実際にやってみよう。

この活動も、4月からの新たな取組みにつながるかな?
そんな期待を抱かせる、生徒たちの良い表情がたくさん見られました。

私も作ってみましたが、これは太い・・・・・・。

※軽トラックの荷台に積み込まれていた「何か」は「蕎麦打ち台」でした。


R6.2.16 「知る」学びからゼミ制グループ別探究へ


1年生を対象とした次年度へ向けた時間。
春からはいよいよ2年生。
これまで一年間の「『知る』学び」を経て、各担当者の専門性を活かした探究活動「ゼミ制グループ別探究」へと歩みを進めます

ゼミ開講が予定されている大人のプレゼンを熱心に聴きます。

【令和6年度2年生開講ゼミ】 ※正式班名は4月決定
○猪苗代湖水質改善班 
○中ノ沢地域活性班
○猪苗代蕎麦PR班《NEW》
○ウチダザリガニ班
○アートルーム活用班 
○地域史探究班《NEW》

中ノ沢班。メディアを使ったある企画も提案されました
アートルーム班は新3年生と協働の活動も。
ウチダザリガニ班もさらなる外への発信が予定されています
社会科教員のゼミも新たに開講

これまで先輩が活動していたグループももちろんあります。
どんな活動にしていくべきでしょうか。
ただ同じことをやっても探究にはなりません。
「探り究める」と書いて「探究」とはよく言ったものです。
ぜひ新2年生としての新たな視点も持ちながら、活動を進めていってほしいと思います。


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