R5.8.20-10.20⇒R6 同じ材料で自分らしいものを。
福島大学の食農学類「猪苗代フィールド」チーム。
猪苗代町と連携しながら、さまざまな探究活動を進めています。
今年度について言うと、猪苗代高校の1年生の「農業フィールドワーク」や2年生の農業班、3年生の中ノ沢班の活動の先で、ご一緒させていただくことも増えてきたように感じます。
こちらからすれば、同じ「猪苗代町」を教科書としていることもあり、それはそれは福大さんの活動も気になります笑
そんな思いで学生さん達の活動を傍らから見させてもらっていると、、、そこは「さすが大学生だなあ」と感じさせられることが多い。
猪苗代高校の生徒の場合は、「学生さんたちと同じテーマ」や「同じような気づき」の中で探究を進めたときに、目の前に立ち塞がる壁だったり、油断するとふいに現れるいくつものハードルだったりに、やっぱり抵抗するだけの力や手段がまだまだ乏(とぼ)しい。
※そこは、絶賛勉強中といった段階です。
そこにきて食農学類の学生さんたちは「その壁がなかなか超えられないのよ」って諸々の事象をしっかり行政や企業とのやりとりの中でクリアしていっている。
「うん、なかなかやるなあ大学生」なんて感じながら、大人も大いに刺激を受けています。
そんなこんなで、大学生たちと同じ「猪苗代町」という地域を教科書として活動する高校生たち。
なかなか同じようにはいかないですよね。
でもでも。
教科書は一緒であっても、「そこから感じること」や「そこまでのアプローチの手段や方法」が違ってそれはそれで良いことでしょうと改めて思うのです。
猪苗代高校生には、自分たちが受け取ることができる【現在(いま)の感覚】を大切にしてほしいと感じます。
「何ができて、何ができないのか」。
その感覚を丁寧に自分のものとしてほしい。
卵からできるものが、一流ホテルの朝食バイキングで提供されるような「中が半熟とろとろオムレツ」でなくても、今はシンプルな「目玉焼き」が作れれば良い。
そんな感じです。
ただ、どうせなら失敗を重ねた先の、工夫を凝らした「最高の目玉焼き」作りを目指したい。
さあ、生徒たちは、大学生の姿からどのような刺激を受けるでしょうか。
この夏から秋にかけての福島大学の学生さんたちと猪苗代高校生との活動の記録です。
R5.8.20 電気柵ツアー!
福島大学食農学類と猪苗代町 小水沢地区の皆さんが協力して開催された「電気柵ツアー!」。
獣害対策を町、地域、大学が連携して行っているという取り組み。
そこに猪苗代高校 農業班の2年生が参加させていただきました。
「獣害対策にこれをやればOKというものはない」、「地域活動の一つとして皆でコツコツやることが大切」 との言葉。
自分たちのやりたいことをしっかり言語化し、周りの理解を得る。持ち帰るべき「学び」が多くあったように思います。
R5.10.20 鳥獣害対策の取組みに参加
福島大学が猪苗代町をフィールドとして活動する「獣害対策」についての取り組み。
この日は、山伝いに設置されているセンサーカメラの映像回収に帯同させてもらいました。
3年生中ノ沢班は、中ノ沢源泉の「湯の花」を活用した忌避剤作りを目指して活動しています。
活動を進める上でのヒントを得ることができたでしょうか。
福島大学の皆さん、帯同させていただきありがとうございました。
R6.1.19 福島大学公開授業
福島大学食農学類農学実践型教育プログラム「郡山・猪苗代フィールド成果報告会」が、郡山市役所 本庁舎2階 特別会議室にて開催されます。
昨年度は、猪苗代高校の現2年生も参観させていただき、たくさんの刺激を持ち帰りました。
ぜひ興味のある方は、郡山市農林部農業政策課、福島大学食農学類までお問い合わせください。
R6.1.27 地域探究「猪苗代学」学習発表会
そしてこちら。
猪苗代高校の地域探究活動「猪苗代学」学習発表会。
猪苗代町の「体験交流館『学びいな』」にて1月27日(土)に開催されます。
現在、生徒たちは活動と並行しながら発表準備の真っ最中。
1年生ははじめてのポスターセッション。
2・3年生は当日のステージ発表に向けてのプレ発表(今週金曜日)の準備に力を注ぎます。
発表会当日は、午前に猪苗代高校生の発表。
午後には、福島大学猪苗代フィールドの皆さんの活動報告。
さらに、宮城県石巻西高校で三月まで校長を務められた菅野定行先生に「地域とともにつくる探究活動」というテーマで講演いただきます。
興味のある方、足を運んでみたいなという方はお気軽に下記までお問い合わせください。
(福島県立猪苗代高校 地域探究「猪苗代学」担当 遠藤 TEL 0242-62-3125)