R5.7.7-10.27⇒R6 観光の町「猪苗代」
観光の町「猪苗代」
12月末。
今朝も学校近くのコンビニや周辺施設には、県内外からウインタースポーツを楽しみにやってきた観光客の皆さんであふれかえっています。
そう、猪苗代町は言わずと知れた「観光」の町です。
町内に唯一の高校でもある猪苗代高校には、「国際観光科」から「観光ビジネス科」への変遷こそあったものの、「観光の町」に建つ高校として、観光を学ぶベースが常にありました。
令和2年度より観光ビジネス科の入学生募集が停止されてからも、進路に応じて「ビジネスコース」を選択できたり、家庭科の授業では町内のホテルに協力いただいての「テーブルマナー講習会」があったりと、その伝統は形を変えながら今も引き継がれています。
それは、地域探究「猪苗代学」でも例外ではありません。
町内外で活躍されている特別非常勤講師の先生がたに協力いただいての2年生「ゼミ制グループ別探究」。
1・2年次において探究する視点を身につけた上で、フォーカスをあてるべき課題と主体的に向き合う3年生「テーマ自由型個人探究」。
そして、高校に入学してきた1年生たちが最初に学ぶのは、一年間を通してクラス単位で取り組む探究活動、猪苗代町を「知る学び」です。
猪苗代町を「知る」ということ
三年間をかけて地域探究活動を進めていく生徒たち。
このnoteでも何度も言葉にしてきたとおり、地域が教室であり、教科書でもあります。
だからこそ、1年次において猪苗代町の重要産業でもある「農業」について知り、会津磐梯山や猪苗代湖をはじめとした多くの自然環境に囲まれていることの恵みに感謝しながら「防災」について学ぶ。
そして、最後に「観光」についての学習へと進んでいきます。
R5.7.7 1年生「観光」学習スタート
9月に行われる観光フィールドワークに向けた探究学習がスタート。
猪苗代町や周辺地域にある観光スポットを自由に出し合います。
1年生は、自分たちの町の魅力について「知る」授業。
猪苗代町の魅力の一つでもある「観光」に目を向けていきます。
いつの間にかホワイトボードにはられた「町の地図」は付箋でいっぱいになっていました。
R5.9.28 フィールドワーク前日
1年生の地域探究学習は「防災」「農業」「観光」の三本柱。
そしていよいよ明日29日は、観光フィールドワーク本番です。
足を運ばなければ感じることのできないもの、受け取ることができないものを探すため、生徒たちはそれぞれの班に分かれてフィールドワークをおこないます。
協力いただいたのは、猪苗代町と近隣町村「約25ヶ所の観光施設」。
生徒たちは6班に分かれお邪魔いたします。
意義ある学びになるよう行ってらっしゃい。
R5.9.29 観光フィールドワーク当日
秋の爽やかな天候。
無事に観光フィールドワーク当日を迎えることができました。
〇カワセミ水族館・天鏡閣周辺班
〇野口英世班
〇猪苗代町内班
〇猪苗代湖東部班
〇中ノ沢班
〇裏磐梯班
6つのグループ、全部で約25の施設の皆さまがご協力くださいました。
事前の「訪問先の決定」や「アポ取り」も含め、生徒たち自身で進めていく形をとっていることもあり、スムーズにやりとりを進めることができず、受け入れ先の施設の皆さまには多くのご迷惑もおかけしたことと思います。
それでも快く、活動に力を貸していただけたこと、感謝の気持ちをもって生徒たちを送り出します。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
お世話になった観光施設様 ※敬称略、訪問順
〇カワセミ水族館・天鏡閣周辺班
ヒーリングインホワイトペンション
アクアマリンカワセミ水族館
HERO'S DINER
天鏡閣
〇野口英世班
世界のガラス館 猪苗代店
CAFE オヤジ
野口英世記念 感染症ミュージアム
長照寺
〇猪苗代町内班 ※写真無し
はじまりの美術館
まるいち食堂
和みいな
土津神社
いわはし神社
〇猪苗代湖東部班
猪苗代ハーブ園
BotanicalShop&FarmersCafe Ca-Ga
Roots猪苗代
道の駅前 猪苗代いちご園
〇中ノ沢班
磐梯名湯リゾート ボナリの森
小西食堂
中ノ沢こけし 絵付け体験
おいしさづくり 日乃出屋
○裏磐梯班
五色沼
北の茶屋
HOTELLI aalto
毘沙門沼
ヒロのお菓子屋さん
観光フィールドワーク すべての日程を終了
観光FW、無事に日程を終えました。
訪問をお許しくださった観光施設の皆さま。
様々な場面での配慮、改めて深く感謝申し上げます。
今回訪問させていただいた以外にも多くの魅力溢れる施設、文化がこの地域にはあります。
観光の町に建つ高校として、しっかり今回の学びをまとめて参ります。
R5.10.27 観光フィールドワーク発表会
9月末に実施された1年生による「観光フィールドワーク」。
この日は、フィールドワーク班に分かれての発表会。
現地に足を運んでこそ感じることができた「気づき」がいくつもあったことでしょう。
自分たちの言葉でうまくまとめることができたでしょうか。
「農業」「防災」「観光」の「知る学び」の先に
地域探究「猪苗代学」と向き合っていくうえで、1年次において触れてほしい3つの分野。
この先、2年次においてゼミ制による専門的な探究を経由する中で、今回触れてきた3つの分野が生徒たちの探究心を刺激する何かになったり、引き出しの中の一つになってくれたら良いなと強く思います。