R5.6.2 「防災・減災教室」2日目~ローリングストックって何だ?~
防災・減災教室2日目
【県立博物館 筑波先生による授業】
この日も磐梯青少年交流の家にて、全校生が参加しての実施。
福島県立博物館から筑波先生にお越しいただいての防災学習は、自然災害への備えについて具体的に考えさせられる時間となりました。
非常食の備蓄。
筑波先生「おかゆや乾パンも確かに良いけど、自分の食べたい『普段はちょっと手のでないカップ麺やレトルト食品』をあえて選んで備蓄しておくのもありです。期限が切れそうになったらそれらを消費する楽しみが増えるし、食べたらまた新たに非常食を補充すれば良いですよね」
確かに、それなら楽しく食材選びができそうです。
「ローリングストック」という考え方
普段、少しだけ多めに食材を備蓄しておき、期限が近いものを消費したら、また余裕をもって買い足しておく。いつでもある程度の備蓄があり、それら備蓄食材と日常の隔たりをゆるやかにするのが「ローリングストック」という考え方。
すぐにでも始められる防災・減災対策です。
【HUG訓練(避難所運営ゲーム)】
全学年混合の縦割りチームで実施。
特に3年生は、全体の司会やグループごとのカードの読み手にと、大変な役割を果たしてくれました。
事前学習の成果は発揮できたかな。
それから2年生。
先輩のサポートに1年生への声掛けと、なかなか神経の使う立場でした。
うまくいったことや起きてしまったトラブルは、きっと実際の避難所においても起こりうること。
それぞれの学年が、それぞれの役割の中で良い経験ができたように思います。
【自衛隊の皆さんによるHUG訓練実演】
午後は、自衛隊の皆さんによるHUG訓練(避難所運営ゲーム)の実演。
所長さんをリーダーとした見事な役割分担と判断のスピード。
生徒たちは、午前中の自分たちの様子を振り返りながら、自衛隊の皆さんの動きに釘づけになっていました。
【防災・減災について学ぶということ】
地域探究「猪苗代学」の歩みも4年目。
自然豊かな猪苗代町で学びを進める猪苗代高校生にとって、防災・減災について考えることは、とても大切なことです。
これらの取り組みは、一年ごとに形を変えながら今のスタイルへと学びを重ねてきました。
今年は県立博物館、自衛隊会津出張所、磐梯青少年交流の家の皆さんの力をお借りしての二日間。 生徒にとって持ち帰ることの多い、とても充実した時間になったこと感謝いたします。
最後に、今回の「防災・減災教室」で印象に残った言葉。
自分を助けることができる人が、周りを助けることができる人。