R6.1.18-1.27 この一年を模造紙に込めて。
入学から卒業までの三年間。
毎週金曜日の5・6コマに設定されている地域探究活動「猪苗代学」。
学年ごとに探究プログラムや形態も異なります。
秋の成果披露では、来場した皆さまに探究の成果を手に取ってもらう時間。
一方、1月末に実施される学習発表会は、ここまでの「学び」の経過を報告する時間。
あくまでも「結果」ではなく「経過」であることがポイントとなります。
発表会のための発表会になることがないように、発表会の「そのあと」にも学びが続くように、そんな学習発表会を目指しています。
今回のnoteは、三年間の中で唯一「クラス単位」で活動を進める一年生についての話。
一年生は、クラス単位で「防災」「農業」「観光」さらには「表現」について探究活動を行います。
1月末の学習発表会では、他学年のステージ発表とは違い、町内にある体験交流館「学びいな」のロビーを貸し切ってのポスターセッション。
パソコンでだってタブレットでだっていくらでも発表ツールはあります。
それでも、一年間のまとめの発表では、自分自身にとってもっとも印象に残り、「気づき」の多かった活動を選択し、模造紙一枚にまとめます。
1年生25名。
どの生徒も同じ条件。
「模造紙」一本勝負です。
本当にたくさんの活動の中から、「これだ!」という活動を選ぶわけです。
何を質問されようと、答えられなければおかしいですよね。
そんな覚悟を持って(持たされて)、1年生たちは真っ白い模造紙と向き合います。
R6.1.18 ポスターセッション準備
来週1月27日(土)に「学びいな」にて行われる発表会に向けた準備。
1年生はポスターセッションに向け作業を進め、この一年間の活動から発表したいテーマを自由に選びます。
「観光」についての発表をする生徒たちのために東武トップツアーズの吉田さんが来校。
実は、1年生たちが来年の修学旅行の際にお世話になる旅行業者さんなんです。
大人たちの思いつきに、快く応えてくださった吉田さん。
心から感謝です。
R6.1.19 福島大学公開授業「成果報告会」@郡山市役所
話が少し脱線しますが、福島大学の郡山フィールド・猪苗代フィールド「成果報告会」。
学習発表会の一週間前、郡山市役所にて開催されました。
猪苗代町役場農林課の皆さまの協力もあり、本校からは1・2年生12名が参加させていただきました。
大学生の発表も終わり、質疑応答の時間。
「もうそのくらいで良いんじゃない?」と探究担当者がキョロキョロしてしまう中、質疑時間の多くを猪苗代高生が頂戴してしまいました。
大学生の発表を聞きながら、普段の自分たちの活動の「その先」が少し見え隠れしたのでしょう。
その一つひとつの「質問」こそ、君たちがしっかり「探究活動」と向き合っている証なのだと、そんな解釈をしながら生徒の様子を眺めていました。
さあ。いよいよ来週は猪苗代高校の番です。
R6.1.26 いよいよ明日 地域探究「猪苗代学」学習発表会
テーマは「伝える」。
この一年間の活動や「気づき」について、発表を通し、生徒自身が振り返る一日でもあります。
猪苗代町体験交流館「学びいな」。入場無料。
お時間おありの皆さま、ぜひぜひ来場お待ちしております。
※無事に開催されました。
R6.1.27 地域探究「猪苗代学」学習発表会【御礼】
1月末、無事に学習発表会が終わりました。
足を運んでくれた地元の中学生や保護者の皆さま。
この一年間、地域探究活動にお関わりいただいた本当に多くの皆さまに足を運んでいただきました。
午前の総括として、これまでの猪苗代学の歩みを知ってくださっているBridgeforFukushima代表の伴場さんからのありがたい言葉。
午後は福島大学 猪苗代フィールドの皆さんの発表。
さらに宮城県石巻西高校 前校長 菅野定行先生による「地域とともにつくる探究活動」の講演会。
発言くださったすべての皆さまの言葉、さらには来場くださった皆さまのアンケートには、「猪苗代学」のここまでの歩みについて、そして「生徒の成長と学びの充実」を称える言葉がたくさん並んでいました。(感謝)
猪苗代高校にとって、そして地域探究「猪苗代学」にとって5年目に繋がる大切な日になりました。
1年生のポスターセッション。
2・3年生のステージ発表。
ここまでの学びの中でもたらされた「気づき」について、しっかり発信できたように思います。
昼食時、来賓室では3年ウチダザリガニ班が「ザリ塩」を振る舞う姿も。
後日。
地域探究「猪苗代学」学習発表会の様子を福島民友様に掲載いただきました。 本当にありがとうございます。