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R6.1.27→))) それはまるでゆるやかな波紋のように。【前編】

①裏磐梯ビジターセンター研究発表会  R6.2.18
②東武トップツアーズ東北統括部研修会  R6.2.22

一見 猪苗代高校とはなんの関係もない二つの催し。
①は全17回を数える各大学や大学院生による裏磐梯ビジターセンター主催の研究発表会
②はその名の通り、一企業における東北地域の社員さまを対象とした研修会です。

これらは、去る1月27日の地域探究「猪苗代学」学習発表会以降に猪苗代高校生も関わらせて(参加させて)いただく形で行われました。

そして、それは「猪苗代学」学習発表会を
直接的に、または間接的に目にし、耳にしてくださった皆さまからお声かけいただくことで、参加(関わり)が実現したもの
でもあります。

4年前。
猪苗代高校が「これからの猪高は、『地域との学び』に舵(かじ)を切ろう」と決断していなければ、
そして、生徒たちが「その意義」を少しずつでも理解しながら学びを重ねてこなければ、実現するはずがなかったであろう時間であると受けとめています。

真摯に、そして丁寧に「学び」を重ねていけば、そういった機会は、まるで湖に落ちた木の実がつくる波紋のように、ゆったりと、連続的に広がっていきます。

真摯に丁寧に。
そんな学習発表会以降に生徒たちが向き合った二つの取り組みについて書かれた記事です。
どうぞゆっくりとご覧ください。

R6.2.18  裏磐梯ビジターセンター研究発表会に参加します!【告知】

裏磐梯ビジターセンター様主催の研究発表会に、猪苗代高校の2年水質改善班3年ウチダザリガニ班も参加させていただきます。

今回で17回を数える歴史ある研究発表会。
猪苗代高校生が参加させていただくのももちろん初めてのことです。
大学生、大学院生に混ざって、少しでも高校生たちの活動、猪苗代高校 地域探究「猪苗代学」について知ってもらえたらと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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【引用】
「発表タイトルを公開しました。
来週、2/18に #磐梯朝日国立公園 周辺エリアで研究・調査を行った方にその成果をご発表いただく『#研究発表会』を行います。#オンライン でもご参加可能です。
是非ともご参加ください。
#福島県 #会津 #裏磐梯 #磐梯山」
(裏磐梯ビジターセンター X より) 

大学生、院生にまざっての発表
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R6.2.18 裏磐梯ビジターセンター研究発表会

一年やそれ以上の期間、
ずっと「それ」を研究し続けてきた人間の説得力を感じる一日でした。

加えて、このような発表者の皆さまに混じって、これまでの活動について、しっかりと報告している生徒たちの姿に担当者も胸にくるものがありました。
多くの皆さまの支えや関わりの先に、このような機会を与えてもらえた感謝を肌身に感じながら、生徒の発表の様子を眺めます。

発表後。
生徒たちは、大学生や教授の皆さま、各団体の発表者の皆さまからたくさんの励ましやこの先の活動のヒントをもらうことができたように思います。

さらに発表会の数日後には、「自分の研究分野に近いような内容について、生徒たちが探究を進めていくようなときには遠慮なく相談してください」とのありがたいメールもいただきました。

真摯に丁寧に活動を重ねれば、「波紋」が「新たな波紋」を生む。

どこまでも続くこのゆるやかな波を丁寧に受けとめながら、そして、生徒たちにとっては何よりも「大海を知る一年」になればと、思いを新たにしました。

3年生。原稿を見ずとも自分の言葉で伝えます。
2年生水質改善班。皆さん真剣に聴いてくださいました。
無事に発表を終えました。2・3年生、よく頑張った。

それに応えてくれる人間が地域にいるということ

学習発表会のポスターセッション2週間前。
猪苗代高校3階、観光実践室には発表会にて「観光」分野について取り上げることに決めた数名の1年生。
難しい表情をしながら、それぞれ模造紙と向き合っています。
そして困ったときには何かしらのアドバイスをと、生徒の傍らで活動を見守る教員たち。

とは言え、ここまでも十分に学年の教員間で役割分担をしながら、生徒の対応にあたってもらっていたのは事実。
教員にできるアドバイスや新たな視点の提供には当然限界もあります。
それはきっと、どの学校であっても「探究」に関わるすべての教員の悩みどころでもあるでしょう。

悩む生徒の様子を眺めながら、
このタイミングで「その分野に秀でた専門家の言葉をもらえたなら、きっと生徒たちの『学び』はもっと深くてより豊かなものになるに違いない。」なんて考えます。
そんな探究担当の思いつきを、「それは良いですね」と了解してくれる学年の先生方。

もちろん、最後まで生徒たち自身の力だけでやり抜かせた方が、得られるものが大きい場合もあるでしょう。
やり抜かせてこそ得られる「学び」も間違いなくあります。

何が良くて、何が悪いというものでもない。

だからこそ、
しっかりと生徒たちが、頭と心をフルに稼働させて取り組んでいることを認知できたなら、「次の施し」を教員は考えても良いのだろうと思うのです。
猪苗代学は「地域を教科書に、地域の皆さまを先生に」という確かな理念をもって歩んできたのですから。

発表会1週間前。東武トップツアーズ吉田さま。

わがままな問い合わせから1週間後。
東武トップツアーズの吉田さまは快く来校し、翌週に控えた学習発表会のため、丁寧に生徒たちの言葉に耳を傾けてくださいました。
改めて、ご対応に感謝いたします。

そして。
まだこのお声かけが、学習発表会後のもう一つの「波紋」につながるとは、生徒も教員陣も誰一人として知る由もありませんでした。

大盛況に終わった一年生ポスターセッション

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学習発表会が終わり、
2月に入ってからの猪苗代高校 公式Xより

そして2月22日 木曜日。
またまた猪苗代高校生、がんばちゃいます。
舞台は猪苗代高校 旧音楽室(アートルーム)。
何が行われるかは、もうすぐお知らせします😊

#地域探究 #猪苗代学 #2年生アートルーム活用班
#1年生観光ポスターセッション #東武トップツアーズ

旧音楽室(アートルーム)

放課後。明日の午後に向けて何かの準備中。

#旧音楽室 #空き教室の活用 #2年生アートルーム活用班
#1年生観光ポスターセッション #東武トップツアーズ

遅くまで何やら準備を進める生徒の姿。

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2月22日。
広がった「波紋」は、猪苗代高校のような小規模校ではなかなか体験できない「特別な時間」を生徒たちのところへと運んできてくれました。

長くなってしまいました。
つづきは次のnoteにて⇩⇩⇩


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