福島県立猪苗代高等学校

校舎の北側には宝の山「会津磐梯山」がそびえます。小規模校ならではの探究プログラムの充実を目指し、校訓「英知」「忍耐」「勤労」のもと、会津地区の地域協働推進校に位置する普通科の高校です。 地域の方々との協働を通した最新の探究活動は公式Xをご覧ください。

福島県立猪苗代高等学校

校舎の北側には宝の山「会津磐梯山」がそびえます。小規模校ならではの探究プログラムの充実を目指し、校訓「英知」「忍耐」「勤労」のもと、会津地区の地域協働推進校に位置する普通科の高校です。 地域の方々との協働を通した最新の探究活動は公式Xをご覧ください。

最近の記事

  • 固定された記事

【全国募集!!猪苗代高】令和7年度(2025年度)高校入試情報

令和7年度(2025年度)高校入試。 入学生の全国募集決定が福島県教育委員会よりなされました。 福島市、郡山市、会津若松市に囲まれた、福島県のほぼ中央に位置し、観光と自然に恵まれた猪苗代町。 これからも、これまで通り、真摯に丁寧に学校の魅力化を進めて参ります。 🌸中学生体験入学 令和6年7月31日(水) 🌸地域探究「猪苗代学『学びの収穫祭』」 令和6年11月2日(土) 🌸地域探究学習発表会 令和7年1月25日(土) 🌸日々の活動 最新情報は公式Xへ 毎週金曜日5・6

    • 「石の上にも3年」と1年8ヶ月。

      「猪苗代学」が始まって今年度で5年目。 正確にいうと、この11月で4年と8ヶ月。 12月で4年と9ヶ月……。 次の桜の季節を迎えるころには、まるっと5年の月日を重ねることになります。 金曜日の5・6校時目。 猪苗代高校では、週2コマという授業時間を「地域探究」活動にあてて、その「学び」を重ねてきました。 現在の探究担当者が猪苗代高校に赴任したのは、この「学び」がはじまって2年目。 様々なプログラムが、まだまだ点と点だった時期。 それでも一つひとつの活動は、そこに時間を費

      • 晴耕雨読。

        雨が降ったらどうしよう。 雨が降ったなら降ったで、できることをすれば良い。 秋雨前線の影響で、秋の連休はどうやら「雨」模様の様子。 とは言え明日、11月2日は地域探究「猪苗代学」の成果披露の場でもある「学びの収穫祭」の開催日。 ※当日は悪天候にも関わらず、約230名の来場者をお迎えし大盛況の中、閉幕することができました。  すべてのフードメニューは、終了1時間前にほぼ完売という、こちらの想定以上の盛況ぶりでした。 「学びの収穫祭」は無事に幕を閉じましたが、以降は「猪苗

        • 採れたての「学び」に感謝を添えて。

          地域探究「猪苗代学」。 地域を「教科書」に、地域の皆さまを「先生」として丁寧に学びを重ねます。 探究の「成果」を披露する「学びの収穫祭」。 探究の「過程」を報告する「学習発表会」(来年1月25日@猪苗代町体験交流館「学びいな」、入場無料)。 いよいよ来週11月2日土曜日に迫った「学びの収穫祭」。 会場は猪苗代高校。 ここまでの「猪苗代学」での「あれもこれも」をまとめて提供してしまおう!と生徒たちは絶賛ラストスパート中。 50数名の生徒の規模で、このプログラム! なかなかの

        • 固定された記事

        【全国募集!!猪苗代高】令和7年度(2025年度)高校入試情報

          蕎麦打つ高校生と新たな蕎麦メニューの提案。

          「探究する姿勢」の定着を優先する理由 生徒の興味関心を第一として、「自由」なテーマ設定で探究をさせる。 確かに、それも大切なことだと思います。 猪苗代高校では、1年生においてクラス単位で「防災」「観光」「農業」について学びます。 「猪苗代町について、最低限知っておくべきことは知っておこうよ」という目的でプログラムされたいわゆる「『知る』学び」。 「地域」を教科書として学びを進めていく上で必要とされる知識について、三つの分野を軸に一年間のカリキュラムとして整理しました。

          蕎麦打つ高校生と新たな蕎麦メニューの提案。

          ある小規模校の「積み重ね」の一事例【後編】

          はじめに、台風10号にかかる被害にあわれた皆さまにこころよりお見舞い申し上げます。 まだまだ暑い日が続きます。 水分補給等、体調管理を十分に行ってくださいませ。 そして、少しでも早く落ち着いた日常が戻りますよう願っています。 ※写真は校舎の窓から眺めた夕映えの磐梯山。 磐梯山のふもとで学ぶということ 猪苗代高校における「防災」学習としては、例年ですと1学年の磐梯山噴火記念館への訪問。 今年度については、2年ぶりの「五色沼周辺」散策。 しかも山岳会のガイドさんが帯同

          ある小規模校の「積み重ね」の一事例【後編】

          ある小規模校の「積み重ね」の一事例【前編】

          何かが起きてからではなく、何気ない日常において、常に「防災」「減災」を意識し続けることは簡単なことではありません。 だからこそ、それが同じような繰り返しであっても、「学び」を『積み重ねること』がとてもとても大切であると考えます。 そんなわけで、今回の記事は猪苗代高校における防災・減災に関する学びの「積み重ね」の一事例になります。 6月頭、二日間にわたって実施されました、全校生参加の「防災・減災合宿」を前編・後編に分けてまとめてあります。 まずは前編。 ぜひごゆっくりとご

          ある小規模校の「積み重ね」の一事例【前編】

          「やさしいにほんご」と学びの重なり。

          地震被害や豪雨災害等で避難所生活や不便な生活を強いられているすべての皆さまに心からお見舞い申し上げます。 2011年3月。猪苗代町 2011年の「東日本大震災」。 その日。 20代だった私は、現在と同じ自然に溢れた「猪苗代高校」に勤務していました。 感じたことのない大きな地震。 それは近くの棚や冷蔵庫が倒れないようにするためだったのか、自分の身体を支えるためだったのか今となってはわかりませんが、職員たちは体勢を崩しながら現状がおさまるのをじっと耐えたのでした。 途

          「やさしいにほんご」と学びの重なり。

          こういうのはやっぱり苦手だな。

          「こういうのはやっぱり苦手だな・・・・・・。  でも、それも今の自分だし、そこは変えようがないから、少しずつでもがんばるしかないなって思いました。    あ、でも 一度話し出してみたらいつの間にか50秒くらい経っていて。 大切なのは『一歩踏み出せるかどうか』なんだって。そうも思えました。」 春。 年度始め。 校庭に咲く桜の向こうには会津磐梯山。 冒頭に書かれているのは、新入生を対象としたコミュニケーションワークショップ「他己紹介」を受けての「ある生徒」の感想です。 1

          こういうのはやっぱり苦手だな。

          アボカドの葉が風に揺れて。

          今から2年前。 この春、卒業していった「猪苗代学」2期生が2年生だったときの話。 「2」が多いですね。 何か良いことがありそうです。 話を戻します。 「猪苗代学」は毎週金曜日の5・6時間目。 全学年がいっせいに別々のフィールドに飛び出していきます。 中ノ沢活性化班の2名は、このとき「中ノ沢源泉」によく足を運んでいました。 猪苗代のいわゆる市街地から20~30分ほど北上した地域にある中ノ沢地区。 中ノ沢温泉街からさらに奥へと進み、山道を抜けたその先に「源泉」はあります。

          アボカドの葉が風に揺れて。

          R6.2.16-3.2→→R6.4 空き教室の「その先」を考える【後編】

          猪苗代町内にある「はじまりの美術館」職員小林さんからの働きかけもあり、郡山市のスモールスタート支援事業に手を挙げた2年生アートルーム活用班。 そのおかげもあって、これまで東北芸術工科大学の矢部先生が来校してくださったり、学生の皆さんがオンラインにてアドバイスをくださったりと、贅沢な活動をさせていただいてきました。 ↓ 詳しい内容はこちらの「前編」をご覧ください。 後編では、2月中旬 東北芸術工科大学の矢部ゼミの皆さんが来校くださった際のできごと。 さらには、郡山文化セン

          R6.2.16-3.2→→R6.4 空き教室の「その先」を考える【後編】

          R5.11.13-R6.1.19 空き教室の「その先」を考える【前編】

          2年生、ゼミ制グループ別探究。 その中のアートルーム活用班。 生徒数の減少にともない生じた「空き教室」をいかに活用していくべきかは、多くの学校にとっても共通の課題かと思います。 猪苗代高校では、猪苗代ウォールアート実行委員会との活動の中で、観光実践室、実践室前廊下、美術室、美術室前廊下、そして旧音楽室の壁にそれぞれアート作品が描かれています。 アートに彩られた「それらの場所」をどのように活用してきたかについては、これまでに何度かこのnoteでも取り上げてきました。 そ

          R5.11.13-R6.1.19 空き教室の「その先」を考える【前編】

          R5.11.27-R6.2.16→R6.4~ 次年度へ向けた種の植え方

          お世話になっている町役場農林課 地域おこし協力隊の方から連絡をいただいたのは、確か去年の春過ぎのことでしたか。 「猪苗代町の手打ちそばの会の〇〇さんが、高校生と一緒に『猪苗代のそば』を盛り上げられるような活動をしてみたいそうなんですよ」 毎年11月のシーズンが来ると、「猪苗代新そば祭り」が開催され「猪苗代プレミアム新そば券」なるものが販売されます。そして町内には地域内外のそば通たちが足を運びます。 名が知れた蕎麦屋さんでは、長い列に並ばないと座席に座れないこともあります。

          R5.11.27-R6.2.16→R6.4~ 次年度へ向けた種の植え方

          R6.1.27(((← それはまるでゆるやかな波紋のように。【後編】

          前回の更新から少し間があきました。 ぜひお時間がある際に【前編】もご覧ください。↓ ↓ ↓ 丁寧な活動を重ねた先に、新たな取り組みが待っている。 そんなありがたさを感じる活動の日々についてです。 1年生の「観光フィールドワーク」が行われたのは昨年秋のこと。 1年間を振り返って、自分が一番取り上げたい内容について、自由に模造紙にまとめる。 それが年明け1月末「探究学習発表会」で課せられた、1年生たちへの課題でした。 「農業」「防災」「観光」「表現」と、さまざまな分野の取り

          R6.1.27(((← それはまるでゆるやかな波紋のように。【後編】

          R6.1.27→))) それはまるでゆるやかな波紋のように。【前編】

          ①裏磐梯ビジターセンター研究発表会  R6.2.18 ②東武トップツアーズ東北統括部研修会  R6.2.22 一見 猪苗代高校とはなんの関係もない二つの催し。 ①は全17回を数える各大学や大学院生による裏磐梯ビジターセンター主催の研究発表会。 ②はその名の通り、一企業における東北地域の社員さまを対象とした研修会です。 これらは、去る1月27日の地域探究「猪苗代学」学習発表会以降に猪苗代高校生も関わらせて(参加させて)いただく形で行われました。 そして、それは「猪苗代学」

          R6.1.27→))) それはまるでゆるやかな波紋のように。【前編】

          R6.1.18-1.27 この一年を模造紙に込めて。

          入学から卒業までの三年間。 毎週金曜日の5・6コマに設定されている地域探究活動「猪苗代学」。 学年ごとに探究プログラムや形態も異なります。 秋の成果披露では、来場した皆さまに探究の成果を手に取ってもらう時間。 一方、1月末に実施される学習発表会は、ここまでの「学び」の経過を報告する時間。 あくまでも「結果」ではなく「経過」であることがポイントとなります。 発表会のための発表会になることがないように、発表会の「そのあと」にも学びが続くように、そんな学習発表会を目指しています。

          R6.1.18-1.27 この一年を模造紙に込めて。